JUGEMテーマ:日々のくらし

 

 

二階和室の大きすぎる窓。まだ4歳の娘が落ちそうで怖いので、落下防止の策を取り付けました。頑丈でいい感じです。そのかわり、障子は外さなければならなくなりました。ロールスクリーンにするか、すだれにするか。とりあえず、このあたりで一番高いところに位置した場所にある家なので、誰かに覗かれることもないので、朝から晩まで存分にロケーションを楽しんでいます。

 

朝起きると、必ずこの窓から景色を眺めます。窓をあけて、空気を循環。なんとなく、下に沈んで重たくなっているような印象のある部屋の中の空気は、山の上の硬質な空気が入ってくることで、きゅっと引き締まります。

部屋の中に新鮮な空気が行き渡ると、おうち全体が軽くなったような感じがして、とても気分がよいものです。

そうしてじゅんぐりと、一部屋一部屋の窓をあけていきます。

それが私の朝の愉しみ。

 

リビングのカーテンを開けて、一気に部屋の中が明るくなると、さあ、朝が始まる!

寒い日でも窓を開けたくなるのは、山の空気が、冷えていてもとても心地いいからです。夜のうちに森のニオイをたくさんはらんだ風がさーっと入ってくると、「あー、朝から幸せ」と感じます。

 

東京、横浜と関東ぐらしだった頃は、朝から窓を開け放つことに抵抗がありました。暑くなければ一日中だって、窓もレースのカーテンも閉めっぱなし。防犯という意味合いももちろんありますが、外の人から見られたくない、外の様子を見たくない、という理由が大きかった。

 

主人が時々、大胆に窓とカーテンを全開にしていると(←換気ではなく、ただの閉め忘れ)、「恥ずかしいからしめてよ! 生活丸見えでしょ!」と怒っていました。都会では家と家のあいだが狭い場合のほうが多いので、やはり、生活の一端でも他人に見られたくない、見たくないんですよね。なにせ家の中が雑然としているので、見られたら恥ずかしい。お隣さんもお向かいさんも、都会ではみんな「クローズ」した生活でした。

 

マンションの最上階の部屋で暮らしている友達なんかは、開けっ放し生活でしたけど^^

 

すぐ近くの空き地から。こんな景観なので誰かと目線が合うこともなく、オープンな生活が楽しめます。

 

この家に引っ越してきてからは、私は一度もレースのカーテンを閉めていません。それどころか、取っ払ってしまったくらい。

その理由は、

 

「庭の景色をずっと眺めていたい」「森と山の景色を見たい」「小鳥のさえずりを一日中だって聞いていたい」「空の色が刻々と変わっていくのを愉しみたい」「庭から遊びに来る子供の友達を、自然に迎え入れてあげたい」「風の心地よさを味わいたい」

 

というもの。

 

都会で長いこと暮らしていた私は、恐らく緑に飢えているんですね^^;

もちろん、あちらにも緑はあります。でも、なんとなく違う。こちらの緑はふくふくとしていて柔らかい印象があります。

 

都会では、住宅事情から庭のある家も少なく、あったとしてもこぢんまりとしています。どの家の子どもたちも同じですが、緑の生い茂る土の上で遊ぶのではなく、家の前の狭い道路の上。アスファルトやコンクリは照り返しで暑くなるので、日陰を探してそこにしゃがんでゲームをしていることが多かった。

 

都会は、春がきたかと思う間もなく、突然夏がくるのです。

庭や緑がないから、突き刺す日差しがとても強くなる。だから、住宅街だと日中外を歩いている人は少なかったし(あくまでも、私が住んでいたあたりの話ですが)、公園で遊んでいる子供も見かけませんでした。

 

東北の中古のおうちは、必ずと行っていいほど広い庭がセットになっていますよね。

都会暮らしに慣れてしまった私は、先の理由もあって、庭がどうしてもほしかった。

子どもたちにのびのび遊んでほしかったし、それを間近で見たかったんです。

自分も庭でのんびり過ごしたかったし、バーベキューもしてみたい。

 

今、ご近所の子どもたちは庭の門からやってきて、リビングの窓から「遊ぼう」とやってきます。コレが新鮮!

縁側はありませんが、広縁があるので、そこに座っておしゃべりしていたり。

 

ご近所もみんな広い庭つきの家なので、子どもたちはお友達の家を好き勝手に出入りして遊んでいます(笑)。

 

話が「窓」からちょっとそれてしまいましたが、自分の子供時代ってそうだったな、とうれしくなってしまいます。

東北の人たちのおおらかさ?

都会でコレと同じことをしたら、大目玉を食らいますね^^;

ご近所さんたちも、子どもたちが自分の庭に入ってくることに寛大で、ニコニコと遊びを見守っています。

とてもありがたいことです。

 

生い茂る緑の勢いに、手入れがおいついていきません。植物の生命力を感じます。

 

窓が締めきられていたり、カーテンが締め切られていたりしたら、子どもたちも遠慮して遊びにこれません。

なので、ここらへんのおうちは、みんなオープンになっています。庭があるから、外から家の中が丸見えになることもなく・・・。

開け放した生活が出来るのは、お庭のおかげ。そして、開け放した生活は、心地いい。

 

全く。横浜にいたときは、あんなに自分たちの生活を隠そう隠そうとしていたのに、不思議なものです。

 

 

広縁の窓から庭をパチリ。多肉とサボテンは、横浜で育てていたときのほうが元気だったかな^^;

 

 

さて、夕方から夜にかけては、また一掃ドラマティックな景色が楽しめます。

夕餉づくりに忙しい時間帯ですが、台所の勝手口を開け放ってお料理をしていると、刻々と空の色が変わっていきます。

 

透き通るような水色のなかに、紺碧とオレンジのマーブリング。

水平線は真っ白で、やがて夕焼けの赤で染まったかと思うと、上の方からじわじわと夜の濃い青に覆われて。

そして、夜がやってきます。

 

一部屋一部屋、じゅんぐり窓を締め、しばらく眺めてから戸締まりをして、カーテンやスクリーンを締めます。

これが夜のひそかなお愉しみ。

寝る前には子どもたちと、屋根裏の三角窓から月や星を眺めて、ゆっくりと眠りに落ちていきます。

 

外とのつながりが途切れるのは、出かけるときと眠るときだけ。

 

ただ窓を開けておくだけ。

それだけなのに、

とても幸せな気分で日々を過ごせます。

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  • 09:28
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